2017/07/18 (火)
* 午後から実家の97歳母親を助手席に、車椅子を座席の後ろに積んで百歳姉さまの慰問に打田町の老人ケアハウスまで行ってきました
出発直前に夕立があって、隣のかつらぎ町の道も濡れていて、「急に降ってきたんで干してた洗濯もの濡らした」と弟Uがぼやいていた 「また洗濯し直したんか?」 「いや、そのまままた干した」
3歳違いの姉さまは足は不自由だが上半身、とくに頭はすこぶる達者、冴えまくり 妹に会うのをいつも楽しんで待っていてくれる
ワタシはここに来ると、このハウスの設計者の顔を見てみたい、といつも思う これは人間の住居ではない、牢獄じゃないか いっぺん自分で暮らしてみよ、と
6畳ほどの室、東側の壁に沿ってベッド、ベッドの上に(老人の手の届かぬ位置に)南側に小さい窓が一つ、
その窓から覗くと(立っている人なら)遥かに龍門山が望める 18歳で嫁に来たという百歳姉さまの婚家からなら ほん目の前に聳えて見える龍門山を、 すでに何年か目にすることなく「生きている」
手のかかる住人を抱えている為か、何人もいるヘルパー嬢は用事以外顔を見せない
理想だけど、老人には 生まれ育った故郷の山河を朝夕に見せてあげたいよ
ワタシが施設を作るとなると、まず何を置いても広いウッドデッキだなー 歩ける人は木のベンチに腰掛けて、歩けない人なら車椅子で 一日じゅう本を読む ボーッと景色を眺める 畑で動く人を目で追う 草むしりをする 山の端にお日さんが沈むのを見て・・・・大自然に感謝 なんてね。。。。
「することがなくて 毎日退屈で窮屈で もう生きてるのが嫌」 百年苦労して生きてきて最後がこれでは。。。。
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