2014/11/12 (水)
* 隠居部屋の二階にいまはもう誰もつかっていない両親のベッドがあり、物置と化した洋間のベッドの上は 布団や毛布の一時置き場となりつい重宝に物を載せてしまう
一昨日、預かった猫に敷いてやる毛布を探しにその洋間に入りふと、毛布の下敷きになっている紙箱が目に入った 貼り紙をした蓋をとってみると、母(この場合、婆様ではなく母でしょう)がいつのまに揃え置いたか自分の最期の日に着せてもらう衣装一式でありました
いつその日がきても慌てないようにと残される者で考えていた晴れ着ではなく、母の用意したものは伊達じめから腰紐一本に至るまで普段締め慣れた紐と帯、家業に忙しく立ち働き通した日々に着ていたであろうウールの着物と長襦袢がきちんとたたまれている
旅立ちの予感は何故秋から冬と・・・・・
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