2014/02/23 (日)
* スーパー爺チャンが旅立って今日で一週間たちました 頑丈な体が自慢の爺様でしたが、お正月あけから息苦しさを訴え入院、前回のようにまた元気に戻るだろうと親戚にも知らせず この日記で入院を知った3人の教え子さんたちが入院先を訪ねてくれた時はまだまだ余力十分でしたがその後体力はドンドン弱っていきました
若い頃から几帳面につけていた日記は1月13日で止まっていましたが、「教え子たちがきてくれて嬉しい よその組の子が『先生が好きだったから来た』と言うてくれた」 大きな字が踊っていたのは指が震えていたから? もう新聞を広げる力もないのをみて「駄目かもしれない」と先月25日に帰省する弟には「喪服を用意してくるように」と覚悟させました
バレンタイデーの大雪が日本じゅうを凍りつかせて3日めの朝、爺チャンは動かなくなりました 穏やかな顔でした 「家で死にたい」最後の願いを叶えるべく準備していた当日の朝の事でした 「明日家に帰れるよ うれしやろ?」「うれしよぅ」 笑顔を思い出すと涙が止まらないよ なんでもう一日・・・・ 満95歳と360日、つまりあと5日で満96歳という日に ついに力尽きました
93歳の連れ合いから4ヶ月の幼児まで駆けつけた家族全員が大泣きして別れを惜しんだのが19日
まやかしの華美を嫌い清貧の暮らしを貫いた紀州男児でしたよ 弟が「明日、遺言書を開ける」というので「隠し金庫でもあるか」と駆けつけると、「きょうだいで婆ちゃんを守ってやってくれ 葬儀は質素に 畑の分配はアレコレ 貯金はコレコレ」と書いてあった 体の動くかぎり働き通した爺チャンにしては金額がわずかだったけど、お骨は斎場の係員がびっくりするほど白く太かった 爺チャンの勲章かな
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