2013/11/11 (月)
* 西太平洋上に発生した超の付く巨大台風がフィリピンを直撃して甚大な被害を与えたというニュース 瞬間最大風速100〜90mですと、想像できませんが(風速50mでも騒ぐよ、日本なら) 今日現在で死者1万人以上、フィリピンの主な都市に壊滅的な打撃を与えてそのままベトナム北部に上陸、と聞いて すぐに思い浮かんだのが以前友人が手に入れて隣町の公民館で上映した自主映画『忘れられた子供たち スカベンジャー』の中の衝撃的なシーンの数々
あれは、フィリピンのマニラ市郊外のスラム(規模としては東洋一とか)でゴミ拾いをしながら暮らす人々に密着して撮影したもの 都会の生活者が出したゴミを満載したトラックが毎日運んでくる汚物の山に埋まって暮らす最下層級の人々が1万人以上、そこを台風が直撃すればひとたまりもないわナ、と想像つくのであります あのゴミの山は画面の中から悪臭が漂ってきそうで見ながら胸が悪うなったもんだ ドブ川を本物の人間の死体が流れて行く場面もね (そこで何か月か一緒に暮らして撮影したという日本人の監督以下スタッフがいる (@@)
これがかの国の貧民層なら、一方で富裕層は時のマルコス政権下で財力にモノを言わせて子供達の夏休みバカンスに島を一つ買い与えた、と聞いた話もある その子供というのは私と同い年で出身はサマール島のパセイ市だった 今、この台風の通過コースで行方不明者が多数出ているらしい かつての友の一人がどうぞ無事でいるように祈らずにはいられない
地球温暖化で我々も今まで遭ったこともない大雨、台風、竜巻に見舞われるようになった このクラスの台風がコッチに向かってくる、こんな想定はしておかなくてもよろしいか?
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