2012/11/02 (金)
* 柿とりと家のメンテナンスに実家に帰省していた弟が自宅に帰る間際になって言うのだ 「おかあちゃんの様子がおかしい 認知症の初期かも」 「え? どんな所がよ」 「なんか同じ事ばかり言う」 聞きますれば、このお盆に帰ったのに「長い事帰らなんだな」と言う 何度も言うので驚いたらしい 兼業農家だった母は姑亡き後も畑仕事が忙しくいつも家を留守にしており、この末っ子が子供の頃鍵っ子だったのをいまだに不憫がっているのでありまして・・・ まぁワタシもこの弟が3歳の頃、祖母とこの弟を家に残して家族じゅうで蜜柑山に収穫の手伝いに行っていた時、 いつのまにか一人で一山越えて息を切らしてやってきた時の情景を覚えているのですが 淋しかったんでしょうね でも昔の農家はみんなこんなもんでしたね
「それはね、あんたの帰りを指折り待ってるからやで 9月の終盤に帰るかも知れんちゅうてたのに帰らなんだやろ? あの時、『明日帰る』言うて楽しんでたもんなぁ これからは「確かに帰る」日だけ言わなあかんで」
老人なんてこんなもんです 都会の核家族と違って ウチの周囲は年寄りばっかし 動作はちょースローモーやけど、 同じ事も聞き飽きたけど、 頑固で自分の思い通りにしか動けへんけど、 焦らいでもエエ、なるようにしかならん・・・・ 人生を達観する先立ちと思えば腹も立たんのちゃいますか^^;
弟同士で相談して近くの「もの忘れ外来」のある大学付属病院に連れていくことになっていたのが、 しばらく様子見ちゅうことに・・・・
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