2012/02/10 (金)
* TVニュースで「米国が南部ジョージア州に(この国は怖い物、都合の悪い物はなぜか南部or西部に持ってくね)、この国にとっては34年ぶりに新しい原発の建設」を発表したと言っている そこでハタと思い出したことがある 先週の日曜(29日深夜0時50分)のTV見るの忘れた(><)痛恨の極み ちゃんと23日に載ってた新聞記事を切り抜いて置いてたのに(怒) 「ビキニ 『死の灰』の真相」です 日本の現代史を塗り替えるほどに衝撃的な事実を突きつける番組だ・・・という注釈あり
子供の頃に連日ラジオが伝えたその事件を記憶されている人もいるだろう 「1954年に米国が太平洋のビキニ環礁で行った水爆実験により その地域でマグロ漁をしていた日本の漁船『第五福竜丸』と乗組員が モロに被爆した」 ワタシは当時小学一年生だったが、その後長期間新聞や雑誌を賑わしたショッキングニュースとして「ダイゴフクリュウマル」と 犠牲になった「クボヤマ アイキチ」の名前はしっかり記憶にある 放射線を浴びたX年後・・・・誰もが忘れ去ったかに思われたその事件の「その後」を詳細にたどり調べた人がいた 高知県の元高校教師と四国のローカルTVのディレクター
驚いたのは、当時事件のスポットライトを浴びた漁船は一隻だったが、実は延べ千隻以上のマグロ漁船が南海上にあり、漁船乗組員の多くが50〜60代の若さでガンにやられているのを突き止める その山下氏の長年の調査に光を当てたのが四国の南海放送 当時の被災者の証言から、「死の灰」が米国本土から日本国にまで広がっていたことを示す米国の極秘文書の存在を掴んだ
淡々と言いますと、 「日米両政府は水爆実験からわずか7ヵ月後に200万ドルの慰謝料で事件を封印。被災者や遺族は偏見や差別を恐れて口を閉ざし、巨大被爆事件は歴史から消え去った」 一高校教師と一ローカルTVディレクターの私的取材ではあるがほぼ毎年取材成果をローカル枠で流していたそうで、反応は全く無かったが 皮肉にもこのたびの東京電力福島第一原発事故が長年の調査報道の価値を一気に高めた、とある 番組の訴えを知るのは私たちの義務だ、と朝日新聞のフォーカス オンの記者は結んでいる
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