2011/09/26 (月)
* 近鉄沿線の吉野線にある「大阿太(おおあだ)駅」は雰囲気のある駅だ 大和盆地の小高い駅舎に立つと見渡す360度の視界が全部緑の木立と田んぼ 梨狩りの看板のある今この時期がいちばん混むそうであるが3連休の終わった今日、お昼前の電車を降りたのは数人だったよ
さて、大阪から同級生の2人のおばちゃん連れがここへ初めてやってくるというのでワタクシめ早く行ってビッツでお出迎え 一人は中くらいのスーツケースをガラガラ引っ張ってきた(これが正解) もう一人は手ぶら 「どしたんよ なんでガラガラ引いて来なんだんよ」 「荷物は送るからエエねん」
田舎に来るときはガラガラ必携なのだという事がすぐわかった 田舎の土産は嵩高く重いのだ
良き友は物くるる友^^ 梨包みおばちゃんは初の田舎訪問の友らに張り切って手作り食品を用意 2月に仕込み今日が口切の味噌の瓶から放つ芳香に4人は感激 「ちょっと気合入れたんだ、ことしのお味噌には」 今まで30年くらい仕込んだお味噌のうちで最高の出来上がりだそうな はぁ、やっぱし気合がモノ言いますな 他には梅干し、胡瓜の漬物、栗、南瓜、茄子、青唐辛子にネギ苗まで持ってくか? カバンに目一杯梨を詰めたら他の土産の入る場所がない でも なんとしても持って帰りたいおばちゃんの意地で、 ついにガラガラのついたスーツケースを借りることに^^; やれやれ、大阿太の駅に着いたら重くて提げれなかったけど 無事に天王寺に着いたんだろうね
ところで、梨包みおばちゃんのパートのお仕事、梨の袋掛けは一枚2円ですと 一日2千枚、ずっと仰向いてやる作業は大変だ 一日終わるとなんか首が変になったような気がしますと
でもね、一町八反の梨畑は山のてっぺんにあって ウグイスと野鳥のさえずりを聞きながらの仕事は何にもかえがたいそうな 阿太特産の瑞々しい廿世紀梨はこんなおばちゃんに支えられている
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