2011/03/28 (月)
* このたびの震災で特筆すべきは、岩手県釜石市の全小中学生2.900名のほぼ全員が、 日頃の防災教育(訓練)が身に付いていたことで命が助かった
過去たびたびの地震、津波襲来による人的物的被害の痛恨から指導者が徹底して教え込んだこと 「大きな地震を体感したら、親子でもかまうな 一人一人とにかく高台めざして逃げろ」
紀州にはこれの有名な逸話があるのですよ そうそう、あの江戸時代の南海地震の折に自分の田んぼの稲むらに火を放って村人を高台へ避難させたという 有田の浜口梧陵 昔は国語の教科書にも載っていたそうですが紙芝居でもよく見ましたね だから、ハマグチゴリョウは紀州人なら誰でも知ってる偉人で、津波の恐怖は皆ドン身に沁みてると思ってましたよ
違うんですね このたびの東北を襲った地震では紀伊水道沿岸にもいちはやく「大津波警報」というのが長時間にわたって出され、避難勧告よりさらにきつい避難指示というのもありました なんと、今日の朝日新聞の見出し「高知・徳島・和歌山 避難わずか(住民の一割未満)」 え〜? 信じられん。。。 津波に「大」と「警報」が付くんやで 小心者のワタシなら海辺に居てたら跳んで逃げてると思うワ^^; それもこれもハマグチゴリョウの紙芝居の場面が子供心に強烈に焼きついてるから
とにかく「南海地震」(M8.6想定)が起きれば、 和歌山県は最大8.8メートルの津波で犠牲者約2.100人の予測(こんな少ないか?) 仁坂知事さん、先人を見習って津波対策と早期避難プロジェクトよろしく頼みますよ
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