＊　６年前に身罷った友の彼岸参りをする　　
今日が月命日　　
大阪から車をとばしてきた友の妹が、着くなり「わっ」と声を上げた　　

古木の墓標一つきりの侘しい佇まいを見慣れている我々二人の目に飛び込んできたのは、何十ものピンクの花を着けたコスモスが２本　　　　
花筒の両側に、子供の手首ほどの太さの茎は何本も枝分かれしている　　

友の妹は「これは姉ちゃんのパワーだ！」と　　
友は未生流生け花の師匠であったのだ　　

それからひとしきり「霊魂」はあるか、という話に盛り上がっていると、友の娘もやってきて話に加わった　　
「ある」「ない」「あると思えばあるし、ないと思えばない」「なるほど」・・・・　　
毎度集まるこの三人の私語がお経代わり、か(^^;

カラのバケツを手に参道からふと振り返ると、その一角に　　　　
ピンクの色が一斉に風になびいているのが見えたよ　　

木陰に止めたはずの車にはすでに日がカンカンと当たって、　　　　
９月２６日の今日　結願　　
　

(1) 友の好きだったハーブも摘んで　　 (2) (3)