富有柿受粉の準備
2009/05/15 (金)

hare.gif * 富有柿の受粉作業が近く始まる  
気温の上がらない午前中、受粉樹『禅寺丸』の雄花を摘み、陰干しして乾燥させる  

花粉はほんのちょびっとしか採れないので、大部分は松の花粉(JAに売っている)と混ぜて使う  
耳掻き一杯の花粉を採るのも大変なので、大事に大事に扱われる「花粉さま」なのである  

実家の両親は今の季節、ずっと早起きして花粉採りをしていた  
今は爺サンが一人でやる ←花咲か爺さん^^   

居間の窓際には、カレンダーの裏に雄花を並べて干してあった  
カリカリに乾いてから揉むとサラサラと花粉が落ちる  
鼻息で飛んでしまわないように息を止めて(^^;
小瓶に詰める  
赤色に色付けされた松の花粉と混ぜて冷蔵庫に保管  

花付け作業は、これも午前中  
習字のコマ筆の先で一個づつ受粉していく  
(受粉済みが判るように色付けされている)    
これをすることで、粒よりの富有柿になるというわけです    
柿農家の汗と苦労の結晶なり  

ところで、山形では「サクランボ」にも摘果と受粉があるんですって?  
ほんまにや〜?  タマゲタァ。。。    
  

i0 i1 i2 (1) 受粉樹「禅寺丸」の雄花はスズランの花に似ている  
ちょいボケ〜 老眼鏡どこ行った〜  
(2) 雄花ばかり採集したのを紙に広げて乾燥させて花粉を採る 
肩の凝る作業なり  
(3) 雌花の上部には2番花の蕾が出現  これも取る  
 
婆誰坂の家庭菜園 和歌山
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