爺サマの味噌作り パート1 麹の巻
2009/02/09 (月)

hare.gif * 我が実家の伝統の味噌作り  
古式ゆかしい道具ばかりなり  

昨日から洗っておいた餅米(全部で8升)を、2升づつ蒸篭に入れて大釜で蒸し上げる  
(もち米が透明になるまで、約1時間かかる)  
竈の番は88歳婆サマ、焚き口から割り木が落ちると火事になるからね  

蒸しあがると、蒸篭を車庫の軽トラの荷台に運ぶ  
(作業はすべて軽トラの荷台でありますよ(^^;)  

ムシロの上に綿布を広げた所に蒸篭ごしひっくり返す  
まずは爺サマの儀式から、  
神様とご先祖さまに蒸し米の一部をお供えして麹が無事に花咲くように祈願をする  
  
木の杓文字でかき混ぜて人肌ぐらいに冷めると、農協で調達した「種麹」を混ぜる  
どんどん手で混ぜる  

しっかり混ざったら、木綿の袋に4升づつ詰める  
袋の口を紐できつく結わえて、別の台の上で 握り拳で叩いて平らにする(さめているので非常に硬い)  

これを、納屋に用意しておいた麹寝かせのムロに入れて出来上がり  
このまま5日ほど置く  
途中で一回、中の湯たんぽのお湯を仕替える  
次ぎは、14日頃に大豆を煮て味噌作りの仕上げとなる    

以上が、90歳爺サマの50年に渡って毎年作ってきた秘伝我が家流「米麹味噌」であります  
インターネットで調べてみても、このようなやり方は全然お目にかかりません(^^;   
しかし、今まで失敗無くできてきたので まぁ、よしとしましょうか  

今年は今までよりも4升少なかったので楽やったそうな    
さすがスーパー爺チャン、ようやるわ  

i0 i1 i2 (1) 蒸したもち米2升に種麹(1袋 200円)の半分を混ぜる  
(2) 麹を混ぜたもち米を綿袋にいれて平たくなるように叩く(4升づつ)  
(3) ムシロで囲った即席ムロ  
底から半分ほどはスリヌカが入っている  
スリヌカの中心に瀬戸物の湯たんぽを入れ、その上に2袋置く   
ビニール風呂敷でフタをする  
(この画像はまだ途中です)   

 
婆誰坂の家庭菜園 和歌山
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