山の声を聞いて道をつくる人
2009/02/06 (金)

hare.gif * NHKTVの7:30「かんさい熱視線」と8:00「かんさい特集」をなんとなく続けて見てしまった    

熱視線は「潜入!中高年ホームレスの夜」    
資本主義社会の底辺に蠢く人々のどうしようもないあがきをカメラが追う  
「働きたくても職が無い」  
「都会にいけばなんとかなるだろうとやってきた」 
「路上で寝るのは嫌」      
42歳、健康そうな体つきの男性がインタビューに答えている  
  
街角でマイクを向けられて、ほとんどの男性が異口同音に答える「働き口がない」  
見ているほうも 救いようのない現実にどよ〜〜ん。。。    

次に8時から「かんさい特集」は、大阪府千早赤坂村の「80歳・山の達人が林業再生に挑む」 
千早赤坂村といえば、現在 大阪府唯一(?)の村で、  
金剛山の北側に杉ヒノキ山が広がる    

安い外材に押されて とんと冴えない国内の林業    
豊富な木も切り出すコストが高く、見向きもされなくなって山は荒れ放題なのだ    

山中の道は千金の値なのである      
切り出した木を運び出すのにトラックだとヘリコプターの4分の1で済むそうな  

「山の中の道つくり50年」の大橋 慶三郎師の指南を仰がんと全国から林業に取り組む若手が門を叩く  
この人たちも40歳台、真剣である  

道つくりのコツは、「山の斜面に腹這いになって 山の声を聞け」  
腹ばいになって上を見ると樹林帯の向こうに空の見える所、それが「タナ」、「タナを探して道をつけると容易に崩れない道になる」  
うん、なるほど、  
こんど鞆淵の山に行ったら見てやるぞ^^   

林業は きつい仕事だ  
だから敬遠されて廃れつつあるのだ    

でもさー、衣食住なんでも安い物ばかり追うてきた結果が今なんじゃないのー?  
ここでもう一回、自分の国を見つめてみれば?   

 
婆誰坂の家庭菜園 和歌山
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