2008/02/09 (土)
*お昼前から降りだしたボタン雪が夕方4時頃まで止めどなく降り続いた 和歌山市の友人から「雪が降ってきたが積もらない」というので、「こちらはどんどん積もってきたよ」と返信すると「豪雪やな」
ん〜〜、まぁ、近年にない降りやけど これを豪雪と言えば、雪国のテンメイさんらには笑われるだろう いや、呆れられるか。。。。
叔父の見舞いに3連休を利用して関東から関空まで飛んだ弟は、JR和歌山線に乗るまでは順調だったが(その後、阪和道は閉鎖)粉河から上りが不通になり、親元までタクシーで帰ってきた (これくらいの積雪で交通機関が乱れるローカル線なのだ)
雪で外出もままならず家でTV鑑賞となった NHKのHV特集「秩父山中・花のあとさき 段々畑に花を植えて山に返してきた老夫婦の5年後」 考えさせられましたよ
埼玉県秩父市の急峻な秩父山中に住む83歳の小林ムツさんが主役で、 昭和30年代の杉と養蚕全盛の時代がだんだん斜陽化し、山の中腹に家はあれども住人はたったの6人という時代を経て、その中心人物、働き者のムツさんが去年の6月に脳梗塞で倒れ、とうとう4人になってしまうまでの5年間をカメラが追う
息子たちの住む「都会のアスファルト道より、歩きなれたこの落ち葉の坂道が歩きよい」と言う イノシシに壊された畑の囲いを見て、「山に杉の植林をした為に木の実がなくなって里にまで食べ物を探しに来んならんイノシシが哀れで、悪いのは人間のほう」と言う 150年経った家と畑を守り通して、蚕の世話から朝晩の水桶担ぎをして黙々と生きた83年を振り返って 「人生なんてあっけない」とつぶやくムツさんが印象的でしたね
寄り添うように棟を並べるこの楢尾の集落は、眼前の秩父連山がパノラマのようで四季折々の姿が美しい 本当に「住めば都」を思わせる
最後の4人もかなりの老齢とお見受けするが、 ここに住んでも若い人に生活の糧はない こんな自然豊かな里山を荒れ放題にする日本て。。。
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(1) 庭の石楠花のつぼみが雪に埋まって
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