朝、１０時過ぎ、表通りがざわざわ　　何かいな、と表戸をちょっと開けてみれば「歩こう会」の一団が婆誰坂を下ってきて、麓の『えべっさん』前に集合　　地元の郷土史家に引き連れられて　旧大和街道筋を西へ移動して行った　　
おお、先日、町報に載っていた「町内史跡探訪」が今日だったのか　　

うちの町は　それほど歴史が古い訳でもなく、これという史跡も無い（ような気がする・・・）
わが町唯一のお宝が、町の北方の蜜柑山から出土した『奈良三彩壷』（骨壷）で、現在は国の重要文化財として京都国立博物館に陳列されている

１，３００年もの歳月を経た物にもかかわらず色鮮やかに完璧な状態で出現した事で専門家が驚嘆したそうだが、現在は　発掘当時とは見る影も無く　色がぼやけて酷い状態になっている　　

『高松塚の壁画』の運命しかり、「保存」という技法にかけては、古代人の智恵にあらためて驚かされる　　

(1) 唐の影響を受けた「奈良三彩壷」（「奈良三彩」HPより） (2) 石櫃に収められていた（「奈良三彩」HPより） (3)