エビネの里は
2007/02/12 (月)

hare.gif 毎年、相棒と一緒に山菜採りに行く高野山麓に「○淵」という過疎の村(旧)があるが、ここだけの話ですが「野生ラン」の宝庫です  いや、「でした」が正しいか  
  
杉や檜の植林された昼なお暗い山の斜面には「地エビネ」の群生が、濃赤や薄い茶色、こげ茶などの素朴な色の花を咲かすのである   20年位前までは・・・・  

バブルの頃、その山の一斜面に5〜6段の整地をし、都会の不動産屋が「別荘地」として売り出したら、あっと言う間に全部埋まった  

我々が見つけてあった「巣」(エビネの)がヤバイ・・・
と思いながら 次の年に行ってみたら、洒落たハウスが段々に6棟建っていて「エビネ」は見つからなかった  
その後行ったら、大雨で滑り落ちたらしい1トンもありそうな大岩が一軒の庭先に埋っており、恐れをなした住人が全部逃げ帰った、と聞いた  

3年前に久しぶりで山の様子をみに入ったら、そこは雑木に覆われた廃墟になっていた
そして、あの懐かしい「地エビネ」の葉が再び 山の斜面のあちこちに這っているのを見つけた

この地は大昔から神さんが宿ると聞いている
もしかしたら、野生の「エビネ」を守ろうとする神さんの「御技」だったかも知れません
    

i0 i1 i2 (1) エビネに蕾が見えてきた
(2) 名前は忘れたけど毎年咲くシンビジウム
(3) 皮の真ん中に穴が二つあいてる「80翁」です
 
婆誰坂の家庭菜園 和歌山
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