こんな日は「湯豆腐」
2007/02/02 (金)

yuki.gif 我が町には「評判のレストラン」はないけれど、昔からの豆腐屋が一軒  看板も上げてないし、宣伝もしてないからわざわざ遠くから来る客もない  朝作った豆腐が作業場の水槽の中にあるので、近所の主婦らが入れ物を持って買いに来る  

豆腐屋のおばちゃんは年齢不詳(たぶん80歳以上)、長年の仕事のせいで腰が曲がっているが 顔が艶々で、絶対「豆腐は皮膚に良い」のがわかる  

2,3年前に「技術奨励賞」で県の広報誌に載ったときのコメントが、「もう60年以上も豆腐作りをしているが、年とったので最近は近所の人に買うてもらえる分しか作りません」

だから、豆腐以外の「薄揚げ」「厚揚げ」などは朝9時頃から10時までに行かないと売り切れ、というおもしろい店である  人気の「がんも」(一個60円)は週一回水曜日のみ作るので早いもの勝ち  

このCM全盛のご時世、「国産大豆100%、手造り」のうたい文句でぐんと売り上げを伸ばした店もあるというのに・・・・  ここのおばちゃんと息子さんは「商売人」というよりは「職人気質」  暗い作業場で忙しく立ち働いているので お愛想は一切振りまかない  おばちゃんらが手の空いた頃を見計らい注文するのだ  

その代わり、お味はスーパーの比ではありません
朝、近所の人で行列ができる店は、うちの街ではたぶんここ一軒
今朝は夜の「湯豆腐」の為に、「白豆腐」2丁買いました

i0 i1 (1) 木戸脇の豆腐屋  看板は無いが、営業中は戸が開いている   婆誰坂から徒歩100メートル以内
(2) 白豆腐一丁 160円、おから500g 20円、薄揚げ、厚揚げ 一枚40円、 どれも作りたてで温かい  厚揚げは、トースターでちょっと焼いて生姜醤油で食べると美味しい  薄揚げは、甘辛く煮付けると立派な酒の肴になる  勿論、ご飯のおかずにもgood!(菜種油を使っているので香りがよい)
(3)
 
婆誰坂の家庭菜園 和歌山
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