アロエベラと15年(第2話)
2008/04/15 (火)

アロエベラと15年(第1話)

↑のつづき

飛行機に乗り、離陸する前から手に汗握り、このまま無事
にジャマイカへたどり着けるのか?
乗り換えだの、入国審査だの、すんなりできるのか?
今、乗っている飛行機で間違いないのか?
とにかく不安だらけのまま離陸してしまった。
話す相手も居ないので、「地球の歩き方」や「トラベル英
会話ハンドブック」を穴が空く程読み、食事を食べ、映画
を見て、そろそろ寝ようかと思っても、全然寝ることが出
来なかった。
結局一睡もしないまま、アメリカを数カ所経由し、乗り換
え地のマイアミには真夜中に着いた。
マイアミ発ジャマイカ行きの飛行機は翌日の朝なのでここ
で1泊しなきゃならない。
マイアミの空港に隣接したホテルを出発前に予約をしてお
いたので、すぐにチェックインしたが、次の日の朝は早い
ので、仮眠程度しか出来なかった。
ここまでは、「トラベル英会話ハンドブック」のおかげで
意外にもすんなり来れた。

翌朝にAIR JAMAICAに乗り、ようやく目的地のジャマイカ
へ無事到着!
入国審査を済ませ、空港内の両替所でUSドルからJamaica
ドルへ両替したら、とんでもない札束になってしまった。

周囲の視線をかなり気にしながら、札束をしまい、空港を
出て公共タクシーに乗り、

私「ダウンタウンにあるケンタッキーまでいくら?」
ドライバー「問題ない!乗れ!」
私「???…」
 「いくら?」
ドライバー「安いぞ、中国人」
私「日本人だ!」
 「いくら?」
ドライバー「15USドル」
私「10USドルで行って」
ドライバー「問題ない!乗れ!」

空港から海沿いを走り、アップタウンを通過し、ダウンタ
ウンに入るとすぐにケンタッキーが見えた。
タクシーから降りると、なんと知人が紹介してくれた、あ
の写真の人だ!
私「○○の友達の□□です!こんにちは!」
ラジャー「良く来たなぁ!あそこが俺の店だ!来い」

ラジャーはお土産屋さんをやっていたのだ。
お土産屋さんと言っても、場所はダウンタウン。
観光客なんてほとんど来ないし、店というより、言い方は
悪いが掘っ立て小屋みたいな所だった。
ラジャー「いつジャマイカへ来たんだ?」
私「今」
ラジャー「どこのホテルに泊まるんだ?」
私「まだ決めてない。ラジャー泊めさせてください」
ラジャー「もちろんOKだ!問題ない!」

つづく…

 
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