2005/08/04 (木)
この春間伐できた面積がそれほどでもなかったこともあり、枝打ちは思いのほか早く終了。 余った時間で、通路が崩れてしまったところに橋を架けようと思い、10年前に亡くなった祖父のチェーンソーを引っ張りだして丸太作りを始めたところが、これがめっぽう切れない。
丸ヤスリで刃を研いでもう一度チャレンジしても、7〜8本切ったところでいきなり切れなくなってしまった。
エンジンが比較的快調で刃が切れない…木が焼ける臭いがしてくるは、エンジンのカバーがやたら熱くなってくるはで作業中止。
町中の林業用品店に駆け込む。 「すんません、10年前のを引っ張り出したんですけど、すぐ切れなくなっちゃたんですけど」
用品店の親父さんも、よそ者の急な来訪に怪訝な顔。 「ふ〜ん。あれ。けっこう刃を石に当てたなこれ。ガイドバーもなんか曲がってんでネェか。木に挟んだんだべ」
俺じゃねぇよぉ〜。 まだ丸太10本ぐらいしか作ってないんだから…。 死んだじいさん、結構ラフな使い方を(泣)。
刃をグラインダーで削り直し、丸ヤスリで丁寧に研ぎ直してもらい、ガイドバーの曲がりも叩いて直してもらい。
これで昼の3時を回ってしまったので、橋作りはまた今度にしよーっと。
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(1) 何もない住田町にも、鉄道は通っているのだ…思いっきり隅っこに。
これが町内唯一の踏切。 ちなみに、踏切のすぐ向こうは鉱山の入り口になっており、門が閉まって行き止まりになっている。
意味ね〜。
(2) 町内唯一の駅、上有住(かみありす)駅。 駅の周りには滝観洞(ろうかんどう)という洞窟と、家が10軒くらいしかない。 しかも、その10軒のうち半分くらいは空き家だったり、廃屋だったり。 しかも、この駅は住田町内のどの集落からも遠い。
つまり、なんでこんなとこに駅作ったんだ、ということなのだが、それは「住田町のここにしか鉄道の線路が走っていない」からでしょう。線路がなきゃ駅造れないもんね。 「住田町にも鉄道の駅を!」できたときにはきっと町の悲願だったんだろうなぁ。
でも、海外に行くために関東平野の隅っこの方にある成田まで行かなくちゃ飛行機に乗れない僕ら関東の人間も、あながち似たような境遇なんじゃないだろうか、などと思ってみたりもする。
…それにしても、この駅で人が乗り降りするのを見たことがないなぁ…。
(3) 「滝観洞」の入口。 上有住駅の直下にある。橋の正面がすぐに洞窟の入口。
子供の頃はよく行ったなぁ。 昔は「滝観洞の滝流しそば」というのがあって、川の向こう側にソバゆでてるおばちゃんたちの厨房があって、そこから川を越え、さらに川沿いに走る道路を越えて一直線に雨樋が渡されていて、こちら側にそばがすんげぇ勢いで流れてくるというものだったんだけど…、今考えてみるとあまり衛生的とは言えませんな。雨の日とかどうしてたんだろう。 けど、うまかったなぁ。
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