生かしておくゆとり
2005/10/21 (金)

曇り時々晴れ。

さて今日は新畑の方のムラサキイモの始末だ。ツルボケ気味で畑のお仲間の果樹園さんから「こりゃ、ツルばかりで芋はどうかな?」などと言われ内心かなり出来栄えが不安だった。でも、2〜300gくらいの手頃な商品価値もありそうなのが予想以上に多かった。古畑を苗床代わりにして苗を作り普通よりも大分遅い植え付けだったから、もう少し置いておいたら今より多めの収穫も期待できた。

ツルを始末している途中、長さ10センチほどで背中に白っぽい(黄色だったかも?)突起がある大きな虫がいて、心の中では「ギェ〜!」と叫び、ほとんど逆上して持っていた古包丁で何回も叩き切る。興奮と気持ち悪さでハァハァしながら作業に戻ると、ごそごそという音と共に今度はヒキガエルのお出ましだ。半眼でカメラを近づける私に見向きもせず大股で足元を横切って行く。その視線の先には…なんと!もう一匹いた。二匹とも体長15センチくらいで、写真のカエルのほうは明らかにもう一匹の方へ寄ってゆき、仲間(夫婦?)で「こんなにいきなり刈られちゃ困るよなぁ。餌も死んじゃうしさぁ」と目で話しているようだ。

カエルは落ち着いて見ていられるのだが、虫の方は特にイモムシ系統は苦手なのだ。今日のように包丁を振り回したり、あるいは踏み潰したり、生前の形がわからなくなった頃ちょっと落ち着いて来て、「もしかしたら、珍しい虫の幼虫かもしれないではないか、もうちょっとよく形や色を見て何の虫か後で調べてみればよかった」などと思うのだ。そういうちょっとの間でも生かしておく「ゆとり」というものが、その場ですぐには生まれてこない。畑に凝りはじめてから2年も経つのに未だにダメなのだ。

この次、珍しい虫を見たらたとえそれが気持ち悪いイモムシ系だったとしても、よく観察しようと今は思っているが、実行できるかどうかあまり自信は無い。

i0 i1 (1) カメラ目線にもならず、私とも視線を合わせようとしなかった。
(2) 牛すじとさつま揚げと野菜の煮物、焼き鮭他
(3)
 
コンポスタレディの菜園雑記
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