日暮れ
2004/02/03 (火)

猫の写真見てたら、ひぐれのことを思い出した。

うちの子の面倒を見てくれていた猫。面倒を見たのではなく見てくれた。鍵を忘れた息子(よく忘れる子だ)が玄関先で(節分の鬼もうっかり通り過ぎるような玄関)、10月の夕方のひととき、仕事帰りの私を待つ間、ひざの上で遊んでくれていた。「あったかかったよ〜」だそうだ。

初夏の夕食どき、窓を開けて網戸だけ閉めておいたら「にゃー」と鳴く声がする。網戸から覗いたひぐれが息子を認めて鳴いたのである。お行儀の良い子で、家の中には絶対入らず(捕まえられる?)よその家の牛乳も飲まなかった。(牛乳のブランドにこだわり?)夏だけはジョーロの水を飲んでいた。「あら、汚いからだめよ」と私が言ったら、翌日嫌がらせに我が家の前の水溜りにウンチがしてあった。勝手に飲ませて欲しかったらしい。「ひぐれ、お前がしたの?」ときくと、素直に「にゃー」と白状する子であった。

我が家が夏休みの旅行から帰ってくると、夜10時くらいだったにもかかわらず、お帰りなさいのあいさつをしにくる。息子とトラックの荷台に乗った彼女と、あと10センチでキスするところを目撃、あわてて息子を引き離したこともあった。(ちょっと姑心)

誘拐されてから(彼女は家出しないタイプの猫・かなりの美猫だった)一度だけよく似た猫を見かけた。息子は行方をかなり心配していたようで、その猫を見てほっとしたようである。息子を見て逃げて行くのはかつての彼女らしくないが、一度他人に捕まったので性格が用心深くなったのかもしれない。元気よく逃げて行ったその猫だったと息子は信じている。

昼過ぎから雨。
粉状の豆乳398円で売っていたが、何gか見てこなかった。手にとったものの、この誘惑に負けてはいけないと、すぐ棚に戻した。大豆を買って一部炒り豆、残りは豆腐用に水につけた。

 
コンポスタレディの菜園雑記
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