今日はイチゴに追肥と潅水しようかと思っていたら…。

今朝、学校の学年主任の先生から（担任の先生は近場だが出張中）電話。息子がゲームカードの袋（セロファン製・はがき半分くらいの大きさ)を、クラスメートに学校に持ってきてはいけないものを持ってきた、と言われて取り上げられ、取り返したそれを飲み込んでしまったとのこと。これから病院に行くのでお母さんも来て下さいと言われた。

正直、あ〜またか〜という感じだ。うちの息子は体はいたって丈夫（小中通して無欠席）、身長も１７５センチを超えている。が、あまり友だちとコミュニケーションをとることが得意でない。保育園時代から、他の子は保母先生と鬼ごっこを嬉々としてしている横で、一人積み木遊びをするような子だった。もっと小さい頃も公園で、「自閉症？」などと口を滑らした方もいた。すぐにそばにいた方が「○○君は違うわよ」と代わりに言って下さったが。

保育園時代も大変仲の良い子も出来たのだが、息子は一つのことに凝り性で（当時は機関車トーマス）ずいぶん長いことそのことばかり話すので、成長するにつれ、「○○君はトーマスのことばっかなんだもん」とその子にも言われ、しだいに親しい付き合いではなくなった。今はゲームカードのことばかりで、性癖は一向に変わらない。こんな子だから、当然いじめに近い目にもあっている。

そういう目に合うと、パニクってしまう。泣く。大声で無関係な自分の知識（小学校では理科の知識・中学の始めの頃まで続いた）をわめいて、相手を煙にまこうととする。

今回、病院で彼の話を聞くと、カード自体を持っていったわけではないし、過失でバッグに袋が入っていたものらしいが、「内申書に書かれる」「教育委員会から学校に何か言われる」「変なものを食べる奇人だと言われる」「先生に生徒の私物管理の絶対生徒が開ける事の出来ないロッカーを作って欲しい」（これはあまりいただけない案だ）「先生と生徒がもっと密な関係が出来る環境を作って欲しい」などと言っている。しばらく震えが止まらなくて、病院でも見た目ではわからなかったが、本人は震えていたらしい。念のためのレントゲンを撮り終わる頃、「震えが止まった」と言っていた。

内申書にかかれるような大問題ではないし、まず教育委員会から何かこのことのみで言われることはないと思うのだが、(付き添ってくださった保健室の先生も、成績に影響は絶対無いと息子に言って下さった)私の心配はむしろ、彼のこの性癖が受験や大人になって社会生活をするとき、悪影響を及ぼさないかということだ。

でも、彼が正直に自分の思っていることを（すべてではないとしても）話してくれたことは親としてはほっとするところがある。あまり学校で起こったことは、話さない子だから。