掃除と料理
2003/12/29 (月)

昨日してくれなかった神棚の掃除をしてもらう。今日は「苦飾り」(ダジャレだ)になってしまうので昨日のうちにしめ縄(大根じめと家人は呼ぶ)と鏡餅を神棚に載せておく。穴八幡のお守りも。実家の父の知恵だ。父も夫も掃除はこれ以外一切しない人で(但し、夫は料理上手で丁寧だが時間がかかって手際が悪いと私は思っている)夫は壁を掃除機でなぞっている私を見て目が合っても「拍手〜!」だけ。

私の実家の習慣で神棚の掃除は男の仕事と決まっていて、家族の中で唯一の男性である父が毎年必ずしていた。男尊女卑の名残りのように思うが都合がいいので、「そういう決まりよ」と毎年自宅の神棚の掃除は夫にしてもらっている。父は私が子どものころまではお湯すら沸かさなかった。父には弟がいたが若い頃に亡くなってしまい、やはり女に囲まれた家庭(しかも姉二人)だったのでしょうがない。大正生まれの男性だもんね。お湯を沸かすのを見て私がビックリしたのは結婚してだいぶ経った頃だ。

こう書くと頑固な爺さんのようだが、至ってユニークな天然ぼけの性格で、優しく、物心ついてから叱られた記憶は一度しかない。小学生の私が、火を使う学校の宿題を一緒にやって欲しくて言ったのだが、父はそのときたまたま手が空いていなかっただろう、何度も催促した。その時「お前のいうこと俺がきいてやらなかったことがあるか!」と大声で言われたのをはっきり覚えている。

孫は三人とも男で(我が家は一人、妹は二人)親戚の人に「女の孫が欲しいでしょう」と言われたとき、「女はこの二人で充分」と私と妹を指して言ったので笑われていた。


父の三回忌を今年、無事済ませた。

父の好きだった正月料理の炒り鳥の材料を揃えてのセンチメント。来年の正月料理はせめて人参とサツマイモは自家製で作りたい。

お正月料理に使った砂糖と塩の写真。

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コンポスタレディの菜園雑記
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